松島の最後に、瑞巌寺に行ってきました。瑞巌寺は本堂と庫裏、その廊下が国宝に指定されています。瑞巌寺は関ヶ原の戦いの後に、伊達政宗が熱心に造営を行って完成したということですが、瑞巌寺はただの寺ではなく、仙台城に万が一のことがあったときに、藩主が退避できるよう要塞化してあるのだそうです。
というようなお話は、現地で有料のガイドさん(3 名まで 1,800 円)をお願いして、その方から伺った話です。くの字型に曲がった参道、庫裏の屋上に備え付けられた櫓、通常と違う並びの畳、そして隠し部屋に隠し通路などなど、確かに随所に合戦用の工夫がありました。
やはり観光先ではガイドをお願いするのが一番だと思います。現地で特に看板などもなかったにもかかわらず、ガイドの方の解説ではじめてわかるようになったことがたくさんありました。そういう場所の写真を掲載しましたので、興味がわいたようでしたら、皆さんも是非現地でガイドをお願いしてみてください。
撮影が禁止されていたため、国宝の本堂の内部については写真を掲載できないのですが、本堂の内部こそガイドさんの解説がますます冴えていたことも書き加えておきたいと思います。会話と指差し確認をしながら解説してもらわない限り、本堂の見どころはわれわれ素人には気がつかないと思います。
同じく国宝である庫裏の向かいに、宝物館があります。こちらは解説が豊富で、じっくり読んだら見終わるまでに 1 時間以上かかると思います。僕も彼女も熱心に読んでいたのですが、ほぼ一日中歩きっぱなしだったので、半分ほど見たところで足が限界を迎えてしまいました。瑞巌寺の本堂の改修工事が今年の 9 月から 8 年間続き、見れなくなってしまいます。その分、その間は宝物館の展示が充実する予定とのことなので、幸い福島からそう遠くないですから、また見に来てみようと思います。
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