一日 20 時間だって 30 時間だって、思う存分テレビゲームがしたい!という、今考えれば馬鹿みたいな理由で、僕は高校時代、卒業後に一人暮らしをしたくてしたくてたまりませんでした。都内の大学に行くことになれば、場所によっては実家から通うことになったでしょうから、僕は福島に行くことになったことがうれしくてうれしくてたまりませんでした。
しかしひとたび一人暮らしを満喫してしまえば、今度は東京に住んでみたいと思うようになりました。都内の大学に通う人たちが、他の大学の人たちと交流しているのを見て、今度はそれがうらやましく思ったからです。しかし、それでも福島に暮らしていてよかったと思うところもあります。それは何といっても帰省ラッシュに巻き込まれないところ。僕は実家が関東で大学が東北でしたから、いつも帰省ラッシュと逆向きに動いています。
この日は高速道路の休日 1,000 円乗り放題が始まって以来、初めての大型連休の初日でした。僕はこの追加経済対策が始まった日にも、実家に帰っていました。その時も全国各地で渋滞の発生が予測されていましたが、いざ乗ってみると高速道路はスカスカで、肩すかしをくらってしまいました。
ところがこの日、福島西 IC で高速道路に乗ろうとして驚きました。入口の電光掲示板の案内は、「福島飯坂 IC ~ 仙台泉 IC 渋滞」。高速道路の電光掲示板はいつも大げさすぎてアテににありませんからね、この日もどうせ大したことはなかろうと思いながら本線に合流してみたら、福島飯坂 IC よりも南側にも関わらず、対向車線は渋滞しているじゃありませんか。
福島飯坂 IC から仙台泉 IC まででも 100 km 近くあるのに、さらに渋滞の南端がどんどん伸びているとは!二本松を過ぎても本宮を過ぎても対向車線は渋滞しており、僕はその後郡山 JCT で磐越自動車道に乗り換えてしまったので、結局渋滞の南端を見届けることはできませんでしたが、そこから仙台泉 IC まで、すべて同時に渋滞していたとすれば、渋滞の総延長は 148 km に達していたことになります。うひゃあ 😯 。
対向車線を走っていた皆さんは本当にお疲れさまでした。調べてみると、帰省ラッシュは世界中で起こるのだそうですね。アメリカでもサンクスギビングやクリスマス、中国でも旧正月の春節に大混雑が起こるそうです。それだけ若い世代はどんどん地方から中央に出て行っている、ということなのでしょうけれども、だとしたらあと 100 年もすると国民のほとんどが大都市に集中してしまい、帰省ラッシュもなにもなくなったりする時代が訪れるのでしょうか 😐 。
ちなみに、英語で「帰省ラッシュ」のことを “holiday exodus” というそうです。なるほど、エクソダスなんですね… 😉 。
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