映画の舞台になっている 1960 年代のイギリスでは、民間のラジオ局の営業が認められていませんでした。一日 45 分しかない BBC(イギリスの公共放送)のポップス番組に飽き足らない人々は、ついに公海上に船を置いて、そこから本土にむけて AM ラジオを送るようになりました。そんな彼らは「海賊ラジオ」と呼ばれ、イギリス政府から常に目をつけられていました。
映画の中心は「ラジオ・ロック」という海賊ラジオの一団。これは架空の団体ですが、使用している船は「ラジオ・キャロライン」という実在する海賊ラジオのものと似ているそうです。誰が主人公の映画なのかややあいまいですが、船長のクエンティン役のビル・ナイ(『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のフライング・ダッチマンの船長だったデイヴィ・ジョーンズ役)さんがやっぱりかっこいい。
「おもしろいかもしれない」と彼女に誘われて、フォーラム福島にて一緒に鑑賞。恥ずかしながら「海賊ラジオ」の存在はこの映画を観て初めて知りました。編集がすばらしくて、テンポよく話が進み、まったく飽きずに観れる良作です。コメディが好きなすべての大人にお勧めできる、今のところ今年一番の映画です。残念ながら、映画館での公開はもうおしまいですが 😉 。
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