作曲の勉強をしながらはたらくために、家庭教師の仕事をはじめました。気が付けば大学卒業以来、今日まで続けてきましたが、だんだんとお別れが近づいてきているようです。正直なところ、「働きがい」に関しては作曲以上のものがあり、周囲が許せば一生続けたいとも思える仕事ではあります。ですので、収入に困らなくなっても案外続けるかもしれませんが、それにしても今までほど充実したボリュームをこなすことは、数年以内にできなくなるでしょう。
家庭教師の仕事を通じて、指導についての多くのノウハウや子供たちに対する接し方を、経験的に得ることができました。新聞やテレビなどで教育について語られている際に、それに賛同したり、反対したりできるようになってきました。家庭教師を卒業するのは人生の目標の一つでしたが、こういったものが次第に失われていくのは大変に辛いことです。ですから、在職中に今のフレッシュな感覚をきちんと書きのこしておきたい、と思うようになりました。
これから書きのこしておくことが、未来の家庭教師・個別指導塾の皆さん、ご家庭でお子さんを指導されているご両親、そして教育にかかわる全ての方に、何らかの助けになれば幸いです。
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