見えない看板

異様な高さの常磐高速道。茨城県道 36 号線本山方面側より撮影
異様な高さの常磐高速道。茨城県道 36 号線本山方面側より撮影

仕事を終えてから、輝響の H さんにお詫びの電話を入れたあと(笑)、茨城県日立市に向けて走り始めました。僕の実家は土浦市なのですが、お盆のお墓参りなどの都合で、いったん母方の祖父宅に集合することになりました。

お金もないので、一般道を走って帰ろうと思っていたのですが、この日も仕事が三件あり、あがって出発できる状態になったのは午後 6 時半ごろ。ここから一般道を走って帰ると 10 時過ぎになってしまいます。

さすがにそれでは遅すぎるので、ETC の通勤割引が適用される区間は高速道路で走ることにしました。寝不足でもうろうとしながらのドライブ、矢吹でおりなければならないところを、なぜか鏡石でおりるべきだと信じ込み、鏡石へ。

鏡石からは矢祭方面へ走らなければならないのですが、僕の眠さはこの頃が最高潮で、矢祭方向へ向かっていたはずが、気づけば矢吹町内へ逆走していました。しまった、とおもって矢祭を再び目指すと、国道四号へ。今度は栃木県の矢板に向かっていました。

すでに 2〜30 キロ、一時間程度のロス。何のために高速道路にのったのかわかりません。ブラックガムとコーヒー、リポビタン D をがぶ飲みして、もう一度矢祭へ。ところが再び矢吹町内に戻ってしまいました。

しかしこのとき、原因が眠気だけではないことがわかりました。僕が走った県道は、街路樹を植えたはよいが伸びっぱなしになっており、道路の看板がことごとく街路樹に隠れてしまっていて、肝心な右左折を見逃してしまっていたのでした。

そんなわけなので、交差点が近づいたら一時停止して、周囲に車がいなくなるのを待って、ハイビームを点けて交差点に徐行で進入、ということを繰り返しました。途中 2 箇所ほど、こうしなければ発見できなかった右折・左折に遭遇しました。

これはつまり、「公衆電話があるから」といって携帯電話を買わなかった人が、公衆電話の撤去と共に買わざるを得なくなったのと同じで、「看板があるから」と思っている僕もカーナビを買わざるを得ない状況に一歩一歩近づいているのでしょうか。

※母親の PC から更新。なんと Windows でも Mac でもない、Ubuntu PC。


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