いつもお勉強を教えに行く時に車で通る、信夫山の一周道路沿いには墓地があります。秋分の日まで残り 3 日、お彼岸のシーズンですね。おかげで道路は路上駐車だらけで、家庭教師先に遅刻してしまいました 🙁 。
間もなく各校一斉に中間試験がはじまります。中学三年生は、これまで学習してきた計算技術のすべてが試される、二次方程式が課される時期です。偏差値 50 以上を目指すなら、数学が苦手な子でも解けるようにならなければなりません。
この時期は社会の公民も難しい。これまで何十人かにお勉強を教えてきましたが、どんなに優秀な子でも日本国憲法で保障されている権利・義務についての理解はつまづきます。いまどきの子供はお使いにだって行かないのに、そんな子に「財産権」なんて教えるのだから当然です。
さらに、このあたりの単元は文科省や教科書メーカーでも教程がまとまっていないのか、たとえば内閣とは何かを五章で教えるのに、内閣の仕事の解説が一章にあるとか、国会を習うのは四章なのに、「議会制民主主義」を序章で習うとか、順序がちぐはぐになっています。
そもそも、中学二年生の近代史でも「議会制民主主義」は何の説明もなく出てきますし、憲法が何者かもよくわからないうちから「立憲君主制」なんていう言葉も出てきます。「後で公民で習うから、今は暗記しろ」と言って先に進むのでしょうか。
「意味がわからなくてもいいからとにかく暗記」という教育が批判されたり、「物事を順序立てて説明できない」ことが問題とされたりしますが、社会科の学習にはこういう問題点が多いと思います。なんとかしてもらいたいところです。
コメントを残す