「もしもし。先生、お仕事のファイル忘れてますよ(笑)」
という電話をもらったのは 2008-07-29 の話。この日を皮切りに、僕はこのご家庭に何度物を忘れたか、それすらもう忘れてしまいました。
いったいどうして忘れてしまうのか。彼の部屋が汚いかというと、そうとも言い切れない。帰りにお母さんとお話するからか?いやそんな家庭は他にもたくさんある。理由がよくわからないのですが、いつも決まってこのご家庭に忘れ物をしてしまいます。
たぶん、教えている中学生と話が盛り上がるからなんじゃないかな、と思います。ちょっとませている男の子で、特に好きな女の子のお話になると盛り上がってしまって止まりません。僕も中学時代はそういう話ばっかりしていましたが。
赤ペン、ボールペン、シャーペン、消しゴムなんて「忘れて当然」状態。筆箱、ノート、教材、本、メガネ。ありとあらゆるものを忘れてきました。今日もお邪魔したところ、お母さんが開口一番に、
「あのう、先生、回数報告カードを忘れていきましたよ(笑)」
回数報告カードというのは、要はタイムカードです。こんなものまで忘れるとは、ついに僕の忘れものも極まってきました。しかし忘れるものはいつも決まってアタッシュケースに入れるものばかり。不思議と財布や携帯を入れるカバンの荷物は忘れないのです。
そういうわけで、今日は何も忘れまいと入念にアタッシュケース内をチェックし、回数報告カードに記入をお願いした後、それも確実に持って、帰宅。カレーを食べて、ここ数日できなかったメールの返信を一通り行って、さてコーヒーでも飲もうかと思ったその時。
「もしもし。先生、今日はお財布忘れてますよ(笑)」
😯 !!!
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