一年のうち 350 日ぐらいは、彼女と二人か一人きりで食事をしています。特にグルメ雑誌を読んだりすることもないので、通うレストランもだんだんと固定されていきます。そんな僕が彼女の高校時代の友達に、つくば市内にあるインドカレー屋さんの「ニューミラ」を紹介してもらったのが、ちょうど一年前の 10 月 7 日のことでした。
つづいて僕の高校時代の同級生に「ラージャ」というお店を紹介してもらったのが今年のお盆の話です。彼の職場のすぐ近くにあるこのお店もまた、インドカレー屋さんでした。
今日は大学時代の恩師が、僕と彼女、それから僕の同級生に夕食をおごって下さいました。行ったお店は「MANA’s RASOI(マナズラゾイ)」というところなのですが、これまたインドカレー屋さんでした。ニューミラから数えて 3 回、他の方の紹介でレストランに入ったわけですが、そのすべてがインドカレー屋さんということになりました。不思議と続くときはあるものです。
どうしておごっていただいたのかというと、この日は先生が新しく入手された McIntosh(マッキントッシュ) の真空管パワーアンプ「MC275」と、同じく McIntosh のプリアンプ「C22」の導入のお手伝いをしたからでした。どちらもその種類のものでは最高峰といわれる、マニア垂涎のアンプだそうです。
最初「マッキントッシュを買ったんだ」と言われたとき、僕はてっきりパソコンを購入したのだとばかり思っていました。先生は大学院時代に筋金入りの「マカー」に教育されて以来、一貫した Mac ユーザーだそうで、今では「Macintoshと僕」と題した Mac に対する敗北と愛をつづったエッセーを、大学の情報処理センターの広報誌に寄せてしまうぐらいの立派な「マカー」なのです。「違うよ、マッキンだよ、オーディオの。」と言われるまでパソコンを買ったと思われても不思議はありません。そもそもオーディオにもマッキントッシュがあるなんて、僕は知りませんでした。
この手の品物は、品質に比例して重量もどんどん増加していく傾向にあります。僕は、要は人足を買って出たわけで、おごっていただいたのはそのお礼としてだったのです。しかし、本当に重たいものを運ぶのは一瞬だけです。あとの大部分の時間はぼーっと突っ立っていて、オーディオラック裏側で配線と格闘中の先生からたまに「おーい、1.5m のケーブルとってくれ~」なんていわれるのをただまっていただけだったりします。
このオーディオラック、いったい総額いくらになるのでしょうか。先生は「もうこれ以上のものは求めません」とおっしゃっていました。たしかにラックにマウントされているアンプ類はそうかもしれませんが、そうなると今度はスピーカーでしょうか。僕にカレー屋さんが続くことよりは、よっぽどあり得そうな話に思われます 😎 。組みあがったオーディオから出てくる音は確かにすばらしいものだと思いました。McIntosh 導入ほんとうにおめでとうございます。これからまた新たな「McIntoshと僕」がつづられてゆくのでしょう。
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