入試の指導

北関東自動車道から撮影。正面に見えるのは日光、その奥は福島県です。
北関東自動車道から撮影。正面に見えるのは日光、その奥は福島県です。

今日は午前中に過去問の準備をしました。高校を受験する生徒にとって大切な事は、過去の問題をよく研究することです。今回用意したのは、とある模擬試験の過去の問題。模擬試験のでき具合で志望校が決まるわけですから、模擬試験も入試本番同様にじっくり研究して臨まねばなりません。模擬試験は本番の入試問題を予想したつくりになっているわけですから、実力向上にも役立ちます。

自分で言うのもなんですが、長年お勉強を教えてきて、どの教科がどんな問題を課してくるのか、大体つかめるようになってきました。どの教科も出題は驚くほどパターン通りで、必要な勉強というのはかなり絞り込まれるようになっています。

だからこそ逆に設問は非常に難しく、パターンを熟知して十分に訓練を積んでもなお完璧に解く事は難しいようにできています。漫然と勉強していては、高得点は望めません。結局、入学試験というものは、本人の実力を見る以外に、いかに過去の問題を研究してきたか―――言いかえれば、いかにその入試を突破する熱意を持っているか、という点も見られているということだと思います。

あたりまえといえばあたりまえのことなのですが、やはり中学生や高校生といった子供たちはなかなかこういうことには気づかないようです。過去問を研究材料としてでなく、実力判定の材料として見ている子が多いのです。志望校の決定日直前に解いて、最終決定の判断材料にするという人は少なくありません。

しかし、しょせん過去問は過去問です。今年の問題ではないのですから、実力判定はやはり模試でやってくださいね。やっぱり過去問は研究材料です。何度も解いて、問題の配置自体に慣れてほしいと思います。


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