「福島で音楽活動をしています。」と言うとたいてい、「よく仕事をとってこれるね~!」という返事が返ってきます。確かに音楽関係の仕事の発注元は、ほとんど東京に集中しています。全国的に見れば福島はまだ東京に近い方だとはいえ、気軽に営業しに行ける場所というわけでもありません。
僕が仕事を受注できるのは、ひとえにネット社会の進展によります。メールで受注してメールで送り返すという事が出来るからこそ、僕は仕事を失わずに今日まで活動を続けてこれました。しかしおかげで、一緒に仕事をしている方がどんな方なのか、声も顔もまったくわからないというケースがたくさんあります。
そうやってネットで取引している方が、実は名古屋におひとりいらっしゃいます。ゆみず倶楽部の代表・yumiz さんとはすでに 5 年近く一緒にお仕事をさせていただいているのですが、お会いしたこともなければ電話でお声を拝聴する機会もありませんでした。
今回、僕が名古屋に行くことになりましたので、その旨をお伝えしたところ、ぜひお会いしましょうという話がまとまりました。yumiz さんから紹介していただいたお店の中から、ひつまぶしの名店「あつた蓬莱軒」を選んで、この日の 12 時にお会いしましょうとメールを差し上げたところ、こんなお返事が。
「11:00 位から並んでいますので(行列ができてます)。近くに来たら携帯呼んでください」
行列ができるだなんて、さすが名古屋は大都会ですね。先に並ばせて待たせてしまうなんてとんでもない、と思って急いで準備をしたのですが、思うようにお店にたどり着くことができず、着いたら着いたで駐車場はいっぱい。さらに待たされて結局 11:30 頃ようやくお店に入ることができました。
僕と彼女、yumiz さんとそのご主人様の 4 人で席に座り、ひつまぶしを頂きました。僕はもう緊張してしまって、ひつまぶしをどのようにいただいたのかよく覚えていませんが、終始僕が一方的にしゃべり続けていたことだけはよく覚えています。緊張するとこうなるんです、大変申し訳ありませんでした 😳 。
本当は一緒に熱田神宮を観てみたかったのですが、僕らは未だに行列の続いているお店の駐車場に車を停めていたので、さすがにそのまま熱田神宮に行くのは気が引けました。名残惜しいのですが、またの機会を祈って別れ、車を熱田神宮の駐車場に移しました。
熱田神宮は造営事業の最中だったようで、社殿を観ることは叶いませんでしたが、境内をぶらぶらと散策して、名古屋コーチンを追いかけまわすことができました。性格がおだやかだと評判の名古屋コーチンは、確かに逃げ回ることもなく、威嚇することもなく、境内をのんびりと歩きまわっていました。
コメントを残す